水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展

行ってきた。

場所は松坂屋銀座本店。


入り口には突如巨大なベアード様が…。

▲ベアード様
とりあえず謝っておくことに。
 「ここ毎日、藍子ちゃんのランドセル姿に
  ハァハァしちゃって、さーせん。」
いや、まじカワイイよ。あの子。



展示フロアへの道の両脇には目目連(もくもくれん)が。

▲目目連
水木センセイがスランプな上、妖怪の存在に疑いまで持ち始めた折、
次女の悦子さんが妖怪を「見た」ことを聞いて
センセイ、自信回復したそうな。
そのとき「見た」というのは、この目目連だったとのこと。



展示フロアは作品別にわかれており、
河童の三平」「鬼太郎」「悪魔くん」の順で
見て回る作りになっている。
メインの展示物は当時の生原稿。
貸本版と週間誌連載版を並べておいて
比較できるようになっていた。
流石に複数アシタントを抱えていた週間誌版のほうが
背景描写が細かいが
それに負けじと
貸本版もセンセイ一人で描いたとは思えないほど
描き込んである。
展示場最後にある貸本時代の作品一覧を見ると
この密度の描きこみでこれほどの数を発表していたのかと
うなるばかりである。


漫画をひととおり見終えると
妖怪画のコーナーとなる。
センセイはモノクロ原稿を描いたあと、
印刷機でコピーして
それに色を塗り、カラー原稿を作る。
展示場にはモノクロ原稿とカラー原稿両方が
上下に並べられていた。
カラー原稿は…ヤバイ。
オレのトラウマがまさにココにある。
こういう、わけわかんない系の妖怪は特にダメ。

▲妖怪「細手」
小学生の頃に親に買ってもらった
センセイの妖怪大百科は
読まなきゃよかったと未だに後悔している。



最後はセンセイ自身のコーナーになっている。
年表や、家族との写真、掲載雑誌などがあった。
ゲゲゲの女房でおなじみの、あの仕事場も復元されてた。
テレビで見るよりずっと狭いぞ。あの書斎。
一番面白かったのは
センセイが世界じゅうで撮ってきた写真。
妖気をビビビと感じたものが収められている。
「ちょ、なんでこれ撮ったの?」と
凡人には理解できないものもあった。


出口から抜けると
深大寺の鬼太郎茶屋が出張出店していたので
「目玉のおやじ栗ぜんざい」なるものを戴く。

▲アイス入りのぜんざい。右の目玉は…材料わからず。
食後、耳や鼻から親父が出てくるという淡い期待を抱きつつパクリ。
この餅うめぇや。


茶屋を出ると今度は
鬼太郎グッズ売り場が。
これが結構広い。
お土産品がいろいろあったけど、
何があったかはわからない。
だって、スペースの片隅にあった
書籍コーナーに吸い寄せられてしまったから。
今回の展示会でイチオシはここかも。
漫画から、マイコン講座から、コラム本から
ありとあらゆるセンセイの作品が売っていた。
なんと懐かしい「のんのんばあ」や
読みたかった「遠野物語」、
復刻してたんだ「戦記物シリーズ」。
今日のところは
とりあえずこの2冊を買ってみた。
またこよう。



【中公文庫テレビくん(水木しげる妖怪傑作選①)水木しげる
朝ドラを視て「テレビくん」に凄く興味が沸いたので。



小学館】地獄の水【水木しげる
貸本漫画の復刻版。お父さんが目玉だけになるというストーリーは、ここでも使われているみたい。


今日の出費
入場料:1000円
ぜんざい+
 アイスコーヒー:1000円
水木しげる妖怪傑作選①:710円
地獄の水:2000円     
合計:4710円




それでは、また。


◆公式HP
http://www.matsuya.com/gegege/
松坂屋銀座本店8F大催場
AM10:00〜PM8:00
8/23(月)まで